金融・財政・財務の専門家。個人の資産・生活を守る専門家。

ファイナンシャルプランナー(FP)という呼び名は、「ファイナンス(=Finance)」と「プランナー(=計画を立てる人)」を合わせた言葉から誕生しました。ファイナンスには、金融や財務、財政と言った意味があり、FPとは“金融・財務・財政等の計画を立てる人”のこと。

個人や個人事業主、企業経営者を相手に、ファイナンシャルプランを策定し、無理なく実行できるように支援。また、個々の経済状況の変化に応じた見直しも重要な役目です。一度プランを策定したら終わり、ではなく長く付き合うケースがほとんど。収入や支出、資産、負債、各種保険など、多岐にわたる情報を取り扱うスペシャリストで、年々ニーズが高まっています。

1980年代から高まったニーズ

さて、ここで紹介する資格は「ファイナンシャル・プランニング技能士」。検定試験合格の秘訣が知りたい! と思っているかもしれませんが、それはあとでたっぷりお知らせします。せっかくですから、少しだけFPの歴史を紹介しましょう。

1920年代ごろに、アメリカで誕生したFP。高度成長経済、金融自由化の時代(1960年代)になり、FPを名乗る金融外務員が増え始めました。日本では、1970年代にFPの手法が導入(「野村投信販売 FPセンター」)されましたが、すぐに浸透したわけではありません。というのも、当時の日本は証券投資よりも貯蓄が一般的だったからです。

1980年代後半からFPが重視される傾向が生まれました。バブル景気以降に「財テクの流行」があり、FPが“財テクの専門家”と認識され出したのです。バブル崩壊後は金融機関の不良債権処理と金融ビッグバンの同時進行、終身雇用や年功序列制度が崩れ始めたこと、公的年金や保険制度への不安が高まりまったことから、ファイナンシャルプランナーは、個人経済(=家計や将来設計など)の専門家として認知されました。現在は金融機関だけでなく、個人で独立開業し活躍しているFPも増え、脚光を浴びています。

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